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2分でやる気がみなぎる魔法のポーズ
前の記事では、仕事を区切ったその合間のブレイクタイムにやると効果的なアタマとカラダの疲労回復法3つめ「仕事の進め方を変える」についてお伝えしました。
今回は、「運動」についてお伝えします。
運動といっても、道具も何も使わず、身体と、ひとりになれる場所さえあれば、たったの2分でやる気がみなぎる方法をご紹介します。
多くのオフィスワーカーがこういう姿勢で仕事をしています。
肩や首がコリますし、疲れますよね。
長時間こういう姿勢でいると、ストレス物質「コルチゾール」の分泌量が増え、気分が落ち込み、疲れやすくなることがわかっているそうです。
毎日長時間こういう姿勢で仕事をしている、”働く仲間”のために、たったの2分で活力がみなぎってくるという魔法のポーズをご紹介します。
どうすればいいかというと、
こうです。
ダマされたと思って、いますぐお手洗いの個室で2分間、このポーズをとってきてください。
たった2分このポーズをとるだけで、筋肉増大などの作用がある支配性ホルモン「テストステロン」の分泌量が増え、活力がみなぎってくるというのです。
ハーバード大学の社会心理学者、Amy Cuddyが科学的根拠を発表しました。
この画像の上段がハイパワーポーズ、下段がローパワーポーズです。
これらのポーズをそれぞれ2分間ずつとり、テストステロンとコルチゾールの分泌量を比較した実験結果です。
被験者の唾液サンプルをとり、力強いポーズと無力なポーズを2分間してもらい、どれくらい力強く感じるかを聞き、ギャンブルをする機会を与え、また唾液のサンプルをとるという実験だそうです。
その結果は、
力強いポーズをした人は、86%がギャンブルをする。
無力なポーズをした人は、60%の人しかギャンブルをしなかった。
テストステロンは、実験前の値を基準として、
力強いポーズの人たちは20%増加。
無力なポーズの人たちは10%現象。
一方、ストレス物質のコルチゾールは、
力強いポーズの人たちは、25%現象。
無力なポーズの人たちは、15%増加。
2分間のポーズが、ホルモンの変化をもたらし脳の状態を変えたのです。
彼女がTED Talkで発表したのは、「非言語行動は、他人に影響を与えるだけでなく、自分にも影響する」ということ。
心と身体は互いに影響し合っているのです。
社内でこういった情報をシェアすることも、ともに働く仲間の健康な身体と心、健全なコミュニケーションづくりをする理想の上司のたしなみかもしれません。
詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
Amy CuddyのTED Talk(日本語字幕あり)
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〈ライタープロフィール〉
清野秀之
株式会社リ・アライズ 代表取締役
OA機器販売会社、情報誌出版会社、Webシステム開発会社を経て、セールス・マーケティングコンサルタントとして独立。
40代はじめに仕事のストレスから体調を崩す。徒歩1キロさえ辛く心療内科に通院する、最悪の状態から生活習慣を改善。
49歳から始めたマラソンを始め3年でフルマラソン3時間52分22秒で完走するまで心身のパフォーマンスを改善。
その過程で、ビジネスでもっとも重要なことは、心身の健康とコミュニケーションスキルであることを実感。
「健康な身体と心づくり」と「健全なコミュニケーション」のためのサービスを提供している。
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